韓国旅行記2002

動機

2002年最初の旅行は久々のツアーによる韓国旅行でした。3泊4日という短い期間でしたがそれだけに凝縮されたいろいろなことがありました。ちなみにこの旅行でさらに北にある北朝鮮にもほんの少しだけ入国しました。

今回の旅は、最近例年よりはそれなりにまじめに働いているという事でたまにはリフレッシュでも、ってことで例のごとく簡単な思いつきで韓国へ行くことになりました。なぜ、韓国なんだ?と思われる方もいるかもしれませんが、これにはそれなりの理由があります。

  • ツアーだと安い。
  • 短期でも行け、しかもそれで十分ではないか?
  • 食べ物がおいしそう。
  • 高松から出発できる。

等、まだまだ他にもいろいろ理由はありますが、とりあえず、そんな感じです。

準備

いつもながらほとんど何も考えず、旅行の準備は当日に入ってからやり始め、滅多に使うことのないスーツケースに荷物を詰め込む、が、荷物は全部でスーツケースの4分の一にもならない、帰りはキムチなどで一杯にして帰って来る予定だ。

出発

当日2002年2月3日、家を車で出発、高松空港近くで車を停めてそこからパーキングの車で空港まで送ってもらう。集合は朝の8時なのだが、7時30分には到着してしまう。誰もいない、が時間がたつにつれ人が集まってくる。集合時間の8時になっても全然ツアー会社の人は来ない、案内の人が来るって言ってたのに、、、結局来なかった。頼むよ”J○S”ツアー初めての老夫婦とかがお客さんなら絶対行くことが出来ていないはずだ。荷物検査をしてチェックイン、さらに待って搭乗手続きへ、金属を身につけてなくても必ずブザーのなる所を通る。これは僕の親父もそうだった。飛行機を乗るたびに一生疑われつづけるんだろうな?

アシアナ航空でソウルへ、ものすごい腹痛でスチュワーデスさんに胃薬を頼む。韓国人だ。日本語があまり出来ない人だったので英語で会話して100パーセント通じたのにソウルに着いても薬は出てこなかった。忘れてたのかな?

ソウルに着いた、時差はない。出口に換金所があったので2万円をウォンに両替して出る。ここではキムさんという韓国人の女性の添乗員がいた。その人と話をしながら情報をもらい車でソウルへ向かう。免税店に寄った後、ホテルへ。

南大門

ホテルに着いてから間もなく出かける、軽い食事をしたくなった。地図を見ながら南大門へと向かった。
今は無き南大門である。
意外や意外、いとも簡単に目的地に辿り着けることが出来た。市場に入るとものすごいコリアパワーだった。日曜ということもあり、ものすごい人ごみだった。歩いているとすぐに日本人だという事が分かるらしく様々な物売りのにいちゃんやおっさんに声をかけられる。食材はおいしそうだ、豚とかがそのまま置いてあるのにもすぐに慣れた。

記念すべき韓国初の食事はロッテリアでした。これは最初から食べたいと思っていたので来たのだ。食べたのはキムチバーガーセット。米がパンの代わりで中には色々な食材とキムチが入っていた、食べてはいないが、他にも有名どころのマクドナルド等もプルコギバーガーとかのコリアオリジナルのバーガーがある。かなりおいしかった。

ちょっと疲れを残していたこともあり、帰りにミョンドンへ少し寄り、ロッテ免税店で親父に頼まれていたものを買い、セブンイレブンで辛そうなカップめんとキムチを買ってそうそうに帰宅した。またこのカップめんとキムチが美味かった。簡単に完食した。

食べ歩き

2日目、早朝に起きることができ、8時には早速出かける。おいしいおかゆを食べたい一心で歩き回る、が、いい所が無く、結局諦めてイーテウォンという町に向かう。ここで初めてソウルの地下鉄に乗る。日本円で約60円である程度のエリアまで運んでくれる、治安、乗り換え等、全く問題は無い。

この町では少し楽しみにしてたことがある、韓国と言えばバッタもん。しかもこの町は特に多いそうだ。さらに革でも有名らしい。50メートルでも歩くとすぐに”いいにせものあるよ”とか”おにいさん、ロレックスいりませんか?”とか声をかけてくる。

おなかがものすごくへっている状態でイーテウォンの裏通りのあたりを歩いているとあるある、美味そうな店が、、、でもどう考えても観光客が入るようなお店ではない。しかし、あまりにも美味そうなので入ってみる。メニューも今一よく分からない、が、隣のテーブルに座っているのはなんと白人系の人間ではないか、実は後で聞いてみたら現在イーテウォンに住んでいるカナダ人だった。とてもここは美味しい店らしい。英語でいろいろと料理の説明を聞き、注文する。

この店大当たり!美味いんですよ、これが!左の食べ物がカルビタン、右のはキムチチゲです。韓国は基本的にこういう定食屋に来て一品物を頼んでるのに何種類ものキムチやほかにも色々なおかずが付いてきます。これだけでもうおなか一杯でした。満足~!
ほんとうにこの店は大当たりで、世界中旅しても日本以外ではベスト3に入る美味しいお店でした!!!

ちなみに夜に食べた定食屋もこんな感じ、ここは確か何かのガイドブックに載っていたところです。十分美味しかったですよ。ってゆーかなかなか食べ切れなかった。これだけ品数があれば、当然自分の嫌いな食材も出てくるわけであって、日本人としては完食したかったのですが、残念ながら・・・ごめんなさい。

北朝鮮へ!

3日目、実は今回のツアーの目的は食べることだけではない、すごく興味のあった韓国と北朝鮮の国境である、板門店(パンムンジョン)へ行くことでもありました。日本でオプションとして予約するとすごくお金がかかるので、現地で手配しました。早朝からバスにて国境である38度線へ向かう。その間にガイドさんが英語と分かりにくい日本語で説明してくれる。すでにここで今まで知らなかった日本と韓国、そして中国の関係を知る。現地に着くと、ここで何が起きても訴訟等を起こすことは一切ありません、みたいな事を書いている紙に目を通し、サインする。バスを降りるといよいよ国境、そしてほんの少しだけ北朝鮮へ入る。

板門店(パンムンジョン)へ行く途中に何か色々記念公園のような場所に寄る。あまり興味がないのでちゃんと話を聞いてませんでした。写真は一応撮っときましたので知ってる方は教えてください!
パンムンジョンに到着したらとりあえずご飯。ビュッフェ形式でした、欧米人たちと仲良くご飯を食べました。

北朝鮮に潜入!

ウソです、潜入ではありません。ここではこの2002年現在では笑うことも許されませんし、撮影も基本的にはNGでした。
とても緊張のある場所です。少しでも走るそぶりや変な動作をすると撃たれても仕方がないと言われておとなしくしていました。
北朝鮮との国境にある建物に入ってそこから北朝鮮領に入ったりもしました、ちょっと興奮でした!
北朝鮮から地下道掘って韓国へ潜入してきたり、住んでもいない街を作ったり、映画に出てくる危険な橋があったりと、なかなか生々しかったです。

アメリカ人、この場所の人は軍人という仕事柄なんでしょうけれども、写真を撮るときに笑顔では撮影させてくれません。アメリカ人が笑わないって・・・それだけ緊張度が高いことが分かると思います。

さて、こうして緊張の一日は終わることとなります。僕的にはかなり楽しめた一日でした!あとの韓国は食べまくるだけです。パソコン関係のグッズを見たり食べ歩いたりの毎日・・・

食の韓国!

夜は少しがんばっておいしい焼肉やさんに行きました。はさみで切って焼く肉とか韓国で食べる韓国冷麺、そして画像の石焼ビビンバと最高のディナーになりました。

トッポギ、おもちを韓国的に辛い中に付けて煮込んであります。デザートなのか何か分かりませんが・・・屋台を回っていろいろ食べました。たい焼きは韓国語でもたい焼きです。これはちゃんと甘くてこっちでも良く食べるそうです。少し小さいですー、いろんな屋台を回ってお店の人やそのお客さんと仲良くなってかなりサービスしてもらいました。韓国最高!

最終日の朝は、おかゆー!朝はおかゆに限ります。この後にこのアジア全域のおかゆにハマっていくことになります。
最終日、おかゆを食べて朝ホテル発で空港へ・・・おみやげやさんに途中連れて行かれるが試食だけして何にも買ってやらない。空港で残り少ないお金をはたいて最後まで食べまくる。この巻寿司、結構おいしかったですよー!

さて、三泊四日の韓国ツアーですが、堪能出来ました。ショッピングと食べるだけでしたら二泊三日でも十分だろうと思いますが、やはり日本と韓国の間は昔いろいろありましたので、少し韓国のことを勉強して歴史にたずさわる場所に行くと、とても面白いと思います。と言ってもそういう所に興味がなければまったく面白くありませんけど・・・そして、やはりツアーは楽でいいところに泊まることができ、ショートトリップだと断然ツアーがいいなとつくづく思いました。

さてさて、次はどちらへ・・・?