Vancouver
1998年にメインをカナダとして回った、アメリカ、カナダの旅です。人生初のバックパッカーとしての2ヶ月に及ぶ楽しい?旅について語っています。これからカナダで旅行という人はぜひ参考にしてください。
この当時、デジカメというものは存在はしておりましたが、まだまだ実用に耐えられるものではなく、すべてフィルムカメラでの撮影、そしてフィルムをスキャンしたもので、良い画像は残せておりません。
画像にある日付は参考程度に、電池やフィルム交換時によくずれています。
僕の旅は、全然お金をかけない旅です。移動はほとんどがグレイハウンドという長距離バス、そしてたまに列車、それとヒッチハイクです。グレイハウンドパスという、僕の場合2ヶ月間乗り放題で550カナダドル位だったと思います。泊まる所はユースホステルというだいたい15ドル-20ドル位の宿で泊まりました。
スタートはカナダ西の玄関、バンクーバーです(5/1/’98)。まるでハワイのように日本人と日本語のある所です。まず友達のところに泊まり、バックパックなど必要なものを買い揃えました。
Hay River
バンクーバーから一気に丸2日バスに乗り、ノースウエスト準州のヘイリバーというところに行きました。目的はオーロラを見ることです。オーロラを見るのはカナダではイエローナイフという所が有名なのですが、グレイハウンドパスがカバーしてないことや、ヘイリバーの方が奇麗なオーロラが見られるという伝説があるらしいので、ここに決めました。ヘイリバーは何にも無い所で、日本人もまったくいませんし、交通手段もヒッチハイクだけです。
ここでオーロラが見られるまで滞在することにしました。そして2日目の夜、5月だというのにほとんど北極のそばだということもあって超寒かったんです。ふと外を見ると空に何か緑色の物体が、、、外に飛び出して、見ました!オーロラです。緑や黄色白っぽいものまで。めちゃめちゃ動いてます、すごい速さで。すごい経験をしました。(すいません、写真が写ってなかった。) 結局、もう一晩泊まりましたが、見られず。もう一回見たいと思いながら、ヘイリバーを後にする。
Edmonton
次に行ったのはエドモントン、ここにはある程度旅の疲れを癒すために3日程、滞在しました。ここではウエストエドモントンモールという世界最大のショッピングセンターに行きました。感想はというと、でかすぎる!中にイルカが泳いでたり、海賊船があったり、バンジー飛んだりしてるんですよー、ショッピング好きな人はぜひぜひ行って見てください。
Rocky Mountains
その次はバンフ、ロッキー山脈です。僕はあまり都会は好きではないのでこういうところをすごく楽しみに行きました。
ここではレンタカーで走るのを決めていたので5日ほど車を借りました。目的は、ジャスパーという所へ行き、帰ってくることです。
ハイウェイ上にたくさん動物がきてたりして、危ない!けど最高の自然でした。
Columbia Icefield
バンフとジャスパーのちょうど中間地点にある”コロンビア大氷原” 彼方まで続く大氷原でした!
この大氷河も地球温暖化によってじわじわと後退しています。なんとかこの地球、みんなで守りましょう!
車でいろいろ回った後も楽しくて、バンフにずっと滞在して、予定を大幅に変えて(別にその日その日に予定を立てていてだけですが) ラフティングをしたり、乗馬をしたりで、結局ここに2週間位いました
Winnipeg
次もだいたい丸2日バスに乗ってカナダのど真ん中にあるウィ二ペグへ行きました。そんなに行きたかったわけではないのですが、バスの乗り継ぎに2時間あったので簡単な市内観光をしました。実はタイムゾーンが変わり、1時間しかなく、バスは荷物を載せて行ってしまったのですが…感想といえば、少し治安が悪いような気がしたのと、あまり見る所が無かったということです。
かつてのカナダ首相、マクドナルドの家です、乗り継ぎに失敗しましたがその次のバスをさらに5時間ほど待ち、ここからさらに2日間位バスに乗り、一気にトロントまで行きました。トロントはかなりの都市でしたが、印象としては汚いなーって感じでした。トロントはなぜか散髪やさんが安かったので髪を切り、トロントではユースホステルに一泊してから一気にナイアガラの滝まで行きました。バスで知り合ったカナダ人の助けも借り、荷物は取り戻すことが出来ました。
Niagara Falls
ナイアガラの滝というのはアメリカとカナダの国境に二つあり一つはカナダ側にあるカナダ滝、もう一つはアメリカ側にあるアメリカ滝です。いちばん左の写真はアメリカ滝の下の”風の洞窟”という所です。最高に面白いです。でも貸してくれるかっぱを着ても確実に濡れます。写真の所よりずっと真下まで近寄ることができます。カナダ滝も下に行けるのですが行った人がみんな面白くないと言っていたのでやめました。
ここに来るとほとんどみんな乗るのが画像でも確認できる船、霧の乙女号です。画像でも分かるようにとんでもなく近くまで行きます。しかし、思ったよりも水をかぶらず、カメラとかビデオをまわすことが出来ました。
United States of America
ナイアガラの滝のアメリカ側は、もうすでにニューヨーク州なのですが、ここから10時間バスに乗るとマンハッタンという市街地に着くわけです。
ニューヨークといえば、やはりここでしょう。自由の女神。旅の途中での情報で、ニューヨークの見る所は何処も早く行って並ばないと駄目、といわれたので、確かかなり早く行ったと思います。
おかげですごい人々でしたが、なんとか朝一のフェリーに乗ることが出来ました。(自由の女神へはフェリーで行く)着いたら誰もいないのであまり並ぶことなく女神像の中に登れたり、こんな写真も余裕で撮ることが出来ました。
もうひとつの定番といえばここでしょう。キングコングに壊されたビル、エンパイヤステートビルです。どんなことして建てたんやゆー位、たかいですね。上の写真は、顔を外に出しているのですが、まわりの外国人(僕が外国人?)が恐いからやめろーって言っていました。ここには、夕方行って日が暮れるまで居たので、夜景も見ることが出来、最高でした。この後に飛行機が突っ込んで崩壊したあの2つのタワーもしっかりまだ見えていましたよー!
他にもセントラルパークでのんびりしたり、買い物したり、食べ歩いたり、博物館へ行ったりしました。ニューヨークはやはり、すごく大きな都市でしたが、思ってたほどではないにしろ、危険な所だと改めて思いました。あと、やはりかなり汚く感じました。このあとトロントに戻るのですが、汚いと思ってたトロントが非常に奇麗に感じた位ですから。他にも色々行きましたが、ここは遊んだり、買い物を楽しむ所ですね。
このあと、ホワイトハウスがどうしても見たくなり、予定を変更して、さらにバスで6時間、一路ワシントンDCを目指しました。
Washington, D.C.
写真はUSキャピタルです。狭い所に色々と見所がたくさんあります。朝の5時位に起きて並んでホワイトハウスの中も見学しました。まさかホワイトハウスの中に入れると思わなかったので感動!でも、かなりの警備に緊張しまくりでした。
他にもFBIだのNASAだのペンタゴンなど結構楽しめました、が、来る予定では無かったのでガイドブックも無く、適当に歩いてまわるだけでした。
その上調子にのったTAXIの運転手にぼったくられました。
このあとの旅で、TAXIにぼったくられたことはありませんっ!(詐欺にあったことはありましたが・・・)
これまでの旅でカナダのバンクーバーからアメリカのニューヨークまで来ました。つまり、西海岸からはるばる東海岸まで来たわけです。ということは、旅はちょうど半分終わったということです
Toronto
ニューヨークから一気にまたトロントに戻ります。(1998年6月1日)ユースホステルに泊まったり、友達の家に泊めてもらったりしながら、少しのんびりしました。トロントは都会ですが、トロント島という車も走っていない自然だけの島があったので、1日ゆっくり本を読んだり、芝生で寝たりしました。 プチ・バケーションでした。ビーチは淡水なのでベタベタもしません。
ここトロントは、メジャーリーグベースボールの球団があります。トロントブルージェイズです。恥ずかしながら僕はプロ野球の公式戦を日本でも見たことが無かったので、非常に楽しむことが出来ました。この球場は当時の名前でスカイドーム、開閉ドームなのですが、このとなりにCNタワーという展望台の高さで450メートル位の塔があります。(右上の画像参照)この展望台の床がガラス張りの場所があり近づくだけで恐かったです。他にも、オンタリオ集会議事堂で実際の議会を傍聴できたのもすごい経験です。日本でも参加したことが無いのに・・・
そして、このあとはカナダの首都、オタワへ向かいました。
Ottawa
写真はカナダの国会議事堂です。ちょっと変わっている建物だと思いませんか?こういう建物を国会議事堂にしているのはカナダだけだそうです。僕はオタワがとても気に入りました。首都だけど都市ではありません。ビルを建てるのも、国会議事堂よりも大きいのを建ててはいけません。議事堂内も無料で見学のツアーがあり参加しました。なぜ首都になったのかには、色々な政治的ないきさつがあります。
Kingston
写真はキングストンのオールドフォートヘンリーという場所なのですが、ここキングストンは何か良い所があるかというと、何もありません。じゃあなぜ来たのかというと、そこには友達がいて、必ず行くと約束して、それを果たしに行ったわけなんです。でもすごくいいところでした。
泊まらせてもらった友達の家でこの時たまたまサッカーワールドカップフランス大会をやっていたので、滞在中はずっと観ておりました。
他、友達と楽しく毎日遊んで束の間の休息となりました。
ちなみにここキングストンにはサウザンドアイランド、たくさんの島があり、あのサウザンドドレッシング発祥の場所でもあります。
Calgary
そしてトロントに戻り、少し休んでから、バスに乗り、また2日かけて帰路につくわけですが、ただ、折り返しているというだけで、次はカルガリーに寄るわけです。
さて、カルガリーですがここもユースホステルに泊まって、まず市内観光に出ました。買い物をしたり動物園行ったりと・・・
でもここではとてもとても行きたい所があったのです。
そしてカルガリー2日目、朝早く起きて、前の日にユースホステルで予約しておいたバッドランド、ドラムヘラーへのツアーに参加するのです。大きなワンボックスの車で迎えに来たカナディアンのガイドと一緒にその車で全員で6人の参加者でした。
Horseshoe Canyon
そこではまず、ホースシューキャニオンという所に寄ります。すごい景観で、ミニグランドキャニオンと言われているそうです。のちにグランドキャニオンに行っていますがこちらはこちらの良さがあります。
ここには、かわいい野生のプレーリードッグが、うようよいました。(1998年当時日本ではメジャーではなかったプレーリードッグを知らなかった。スペルを聞いて、プレーリードッグを辞書で牽いたけど分からなかって、結局プレーリードッグはプレーリードッグだということだ。)
Royal Tyrrell Museum of Palaeontology
後の、メインはこれ!!!僕の好きな恐竜!この辺りは世界でも有名な恐竜の化石などが出る所らしい。下の写真はティレル博物館という所です。最高でしたねー。ここでかっちょいい化石を買おうと思ってましたが高くて断念!レプリカだと安いのですが、にせものじゃ意味無いよねー。
ガイドさんには、他にも見所へたくさん寄ってもらい、かなり楽しめました。上の写真はフードゥーと呼ばれる物です。なぜこんな物が出来るのか、未だに完全には解明されていないようです。実は、バンフでもこのフードゥーはたくさんあります。バンフのは人の形に似ている事から、夜な夜な歩いて旅人とかに意地悪をするという言い伝えとかが有るくらいです。
Seattle
はい、まーそういうわけでカルガリーとその周辺の観光も終わり、グレイハウンドバスで一気にバンクーバーまで帰り、その上アメリカ入国し、シアトルに入ります。
その昔、シアトルは水没してしまいました、古い街並みの後、埋めてしまって新しい街を作ったんです。こうして地下は今もまだ、古い街並みを残しています。
大きな飛行機から、画像のような小さな飛行機まで置いてます。大統領専用機、エアフォースワンにも乗り込むことが出来ました!
あまり都会は好きではないのですが、シアトルもせっかく、グレイハウンドバスがサポートしているのと、比較的にいいロケーションの所にユースホステルがあるのでいきました。で、感想といえば、とにかく坂が多い、まるで長崎のよう(よく知らないが、、、)でした。とても歩くのが大変でした。ここでは旅も終わりに近いという事で少し買い物をしに行きました。まずはナイキタウン、そして本場みたいなウェイクボード、どっちも日本で見るより断然安い!(とくにウェイクボード)が、結局何も買わずに終わりました。観光としては自然の鮭の川登りをみたり、アンダーグラウンドツアーというのに参加したり、ボーイング社へ行ったぐらいです。ボーイングでは色々と楽しめました。少し前に使っていた本物のエアフォースワン(大統領専用旅客機)等、見ごたえありました。
あと、何があったのかよく分からなかったのですが映画スターがどんどん街中を歩いてきて、ビックリしました!
CANADA
この後バンクーバーをまわって、ビクトリアへ行きました。ここビクトリアはカナダでも有数の観光地です。きれいな道、交通の便利さ、などよく出来た街です。
Victoria
ButchartGardens
画像はビクトリアに来た人はほとんど立ち寄る、ブッチャートガーデンという所です。どんな所かといえば、簡単に言うと凄く手入れの行き届いたとても広い庭園が有るという所です。薔薇園がよかったです。他にも、日本庭園とかがありました。
The Parliament Building
画像はビクトリア州の州議事堂です。夜は毎日ライトアップされます。かなり奇麗です。ビクトリアは特に何もありませんが、とても治安もよく、街も綺麗でした。住むのに最適の場所だとは思うのですが、実はこのあたり、とても雨が多いんです。日本からの留学生はとてもたくさんいるそうです。
Stanley Park
そして、バンクーバーに戻ります。ここバンクーバーへは結構遊びに来ていてダウンタウンとかその周辺はある程度知っていたわけなんですが、スタンレーパークだけは行ってなかったので行く事にしました。まず水族館に行きました。が、たいしたこと無かったので、自転車を借りて公園内を1周することにしました。といってもニューヨークのセントラルパーク程ではないにしろ、かなり広くそして坂も多いのできつい!そして休憩を、眺めのいいプロスペクトポイントという所でしていた時、悲劇が起こりました。
プロスペクト・ポイント
ビデオであらいぐまを撮るために、手で呼んでたところ、両手でがっちり指を捕まれてその後がりがり食べられちゃいました。見かけによらず凄いあごの力で、血がどんどん吹き出してきました。その辺のバスの運転手や売店の人に消毒液をもらいに行ったのですが、持ってなくてバンドエイドだけもらって貼りました。が、確か、野生のあらいぐまは危険だと聞いたことがあった覚えがありましたので、速効自転車こいで薬屋さんへ行き、消毒したのであります。もう、こいつ見るのも嫌です。みなさんもあらいぐまには気をつけて!
のんびりしていて、 まったりとした時間が過ごせました、旅はもうすぐ終わりを迎えます!
Whistler
ウィスラー
さて、バンクーバーまで戻った所で旅は終わったような物ですが、ここでウィスラーに戻ります。(バンクーバーからバスで2時間30分位)ここウィスラーで、1週間位滞在してお世話になった先生やホームステイファミリー達に挨拶したり、友達と遊んだりしました。冬のウィスラー、ブラッコムマウンテンはスキーリゾートとして、結構有名なのですが、夏はあまり知られてません。しかし、ここは夏でも思いっきりスキーが出来ます。その外にも色々なスポーツが出来ます。ぼくは乗馬だの、ラフティングだのはバンフで経験済みなので、まず、釣りにトライすることにしました。
ここカナダでは、釣りをするのにライセンスが必要です。(といってもお金を払うだけですが、、、)僕は、1週間有効のライセンスを取り、ルアーを買い、知り合いに竿を借りて2日間トライしました。が、結局何も釣れずじまい。非常に高かったライセンス料が無駄になりました。
というわけで次は、パラグライダーに挑戦することにしました。パラグライダーはずっとやってみたくて、日本でやろうと思ったけど、どうせならと思ってここに来るまで我慢してました。電話で予約を入れて、次の日ガイドと待ち合わせして、10人位でスキーリフトを使い、一路山の頂上へ、、、が、風が強い!インストラクターが、風が強いので少し待てと言っている。そして待つこと約2時間、中止決定!なんてことだ!これは絶対出来ると思ったのに!ショックでブルーな気分でスキーリフトで山を下りている途中、なんと熊発見!!!しかも3匹も! 実は旅の途中でさまざまな動物達に出会ったけど、熊だけはずっと見たかったけれど1度としてその姿は見ることが出来ませんでした。しかしここで見ることが出来てかなりブルーな気分も晴れました。それにしても、結構そばで、登山している人達がいるのに大丈夫なのかなー?
というわけで、旅は終わり、帰国の途に就いた訳ですが、楽しめて頂けたでしょうか?このページを見て、少しでもカナダ、アメリカに行きたいと思って頂けたらいいと思います。また、これから、旅行をする人の参考になればと思います。よく聞かれる質問で、何処が1番良かったか?って、聞かれるのですが、何処も最高です。が、強いて言うとすればオーロラの見ることができた町、ヘイリバーと自然が溢れているバンフ、ジャスパー間ですかね。画像が多くて少し重かったとは思いますが、ここまで読んでもらった皆さん、ありがとうございました。 とりあえず1998年の旅は終わります。